フロアトップエポワン
エポワンは、従来の一液アクリル系既存塗膜の上に、プライマーなしで二液エポキシ塗料を塗りたいという、非常に多くのユーザーの御要望を製品設計に生かした、使いやすい塗り替え専用の床塗料です。ほとんどの既存塗膜にプライマーを必要とせず(場合によりサンディングが必要)、手軽に高性能のエポキシ塗料を塗ることが可能です。
(一社)日本塗料工業会登録 | |
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登録番号 | A03019 |
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |

特長
- ハイソリッドで低粘度。 高不揮発分でありながら、ローラーばけでの塗装が可能です。
- 既存塗膜を侵しません。有機溶剤の含有量がきわめて少ないため、ラッカー系の既存塗膜を溶かしたり、塗り替え時に生じやすいちぢみ現象をおこしません。
- プライマーを必要としません。(塗り替え塗装の場合)広範囲の既存塗膜に付着するように設計していますので、サンディング処理のみで塗装が可能です。(一部の既存塗膜には付着しません。)
用途
- 塗り替えをしたいが既存塗膜があり、既存塗膜を侵す可能性がある場合。
- 継ぎ目の目立たない、美しい色彩の床材として各種工場や倉庫等に。
既存塗膜との付着性
既存塗膜 | フロアトップ #5000、#5400 |
フロアトップ #7000 |
フロアトップ #8500 |
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付着性 | ○ | △ | ○ |
- ○ 既存塗膜の汚れを除去するだけでOKです。油汚れは塗料用シンナーで除去してください。
- △ ポリッシャーサンダーにより、サンディングを行ってください。
可使時間(ポットライフ)
タイプ | 気 温 | 10℃ | 15℃ | 20℃ | 25℃ | 30℃ | 使用時期 |
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夏型 | 可使時間 | 使用不可 | 使用不可 | 30分 | 20分 | 20分 | 7月~9月 |
歩行解放時間 | – | – | 24時間 | 20時間 | 16時間 | ||
春秋型 | 可使時間 | 使用不可 | 40分 | 30分 | 20分 | 使用不可 | 4月~6月 10月~11月 |
歩行解放時間 | – | 24時間 | 20時間 | 16時間 | – | ||
冬型 | 可使時間 | 40分 | 30分 | 20分 | 使用不可 | 使用不可 | 12月~3月 |
歩行解放時間 | 24時間 | 20時間 | 16時間 | – | – |
標準色・内容量・塗り面積

- 内容量
- 16kgセット(主剤〈春秋型・夏型・冬型共通〉13.3kg/石油缶・硬化剤〈春秋型・夏型・冬型〉2.7kg/4L角缶)
3.97kgセット(小缶・受注生産)(主剤〈春秋型・夏型・冬型共通〉3.3kg・硬化剤〈春秋型・夏型・冬型〉0.67kg)
- 標準色
- 10色(別刷カラーサンプルを参照してください。) ※調色は16kgセットのみ承ります。
- 塗り面積
- 30〜50m²(16kgセット)
施工仕様例
〔コーティング(1)工法〕 工法記号ESO-Ⅰ アクリル系既存塗膜の上の塗り替え仕様
工程 | 製品名 | 希釈量 | 塗布量(Kg/m²) | 施工方法 | 塗装間隔 23℃(時間) |
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1 | 下地処理 | – | – | – |
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– |
2 | 上塗り | エポワン | – | 0.3~0.5 | 主剤:硬化剤=5:1(重量比)で電動撹拌機で撹拌混合し、あらかじめスパン割りした下地に流し、ローラーばけ、厚膜専用ローラー、はけ等を用いて均一に塗装してください。 | – |
※塗装間隔は最短時間と最長上塗り可能時間です。